【高知医療センター】研修医になる【院長の人生ノート18】

 2008年4月、私は晴れて医師免許を取得し高知医療センターに研修医として配属されました。高知医療センターは、私が入る3年ほど前に高知市民病院と県立高知中央病院が合併し新しくできた高度医療機関であり、高知県の救急医療の中心を担う三次救急病院です。医師は約200名と大所帯の病院で、研修医の同期は11名、高知大学の同級生を始め自治医大、京都大学、岡山大学、東京女子医大など各地の病院から集まっていました。

 オリエンテーションの期間が終わり、医師として初めての業務にあたることになったのは麻酔科でした。全身麻酔のかかった患者さんに人工呼吸器につなぐ管を入れる挿管の技術や点滴用のチューブを確保する注射の技術、動脈注射の技術などを研修したことを覚えています。とにかく、医師としての第一歩を踏み出したことに大きな意義があったと思っております。 

高知医療センターの研修医同期生と(左から3番目が私)

 初期臨床研修では消化器内科や循環器内科といった内科系の診療科や消化器外科などの外科系の診療科、小児科・産婦人科、全身の重要臓器を扱う「メジャー」系の診療科を必修科目として研修し、整形外科や耳鼻科、眼科などは各自の選択科目として選ぶことができました。学生時代には精神科か整形外科で迷っていた私でしたが、このころには整形外科医になることを決心していました。

 初期研修医の2年目には6か月間、必修のメジャー科目の他に選択科目を選ぶことができます。通常は自分の進む診療科や興味のある診療科を選ぶこと多いのですが、整形外科を決めていた私は違いました。どうせ医師3年目以降、(恐らくは)一生整形外科医として生きていくのだから、研修医のときだけは他の診療科を見ておこうと考え、整形外科は最後の1か月だけ選択し、その他の選択期間は別の診療科を回ることにしました。

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