【感謝】神戸大学入局へ【院長の人生ノート41】

 このように、いずれ開業するつもりで関西に戻りたいという意向を北大の岩崎教授に相談しました。私としては、関西に戻る際に何処かの医局に属さずに病院に属することを考えておりましたが、岩崎教授から、開業する場合でも周囲の助けがいる場合も多いから医局に属した方がいい、と助言を受けたので関西の医局を紹介してもらう事になりました。

 関西の医局となったときに、私は神戸大学がすぐに思い浮かびました。理由としては、双子の弟が神戸大学の脊椎グループに属していたことや、神戸大学も私が大学院で行っていた椎間板の研究を盛んに行っており、他の大学よりも親和性が高いと思ったからです。岩崎教授からは私が大阪出身であったため「大阪大学でなくていいのか?」と確認されましたが、「神戸大学でお願いします」とお返事させて頂きました。

 岩崎教授のご紹介で2022年5月の日本整形外科学会の際に、神戸大学の黒田良祐教授と脊椎グループチーフの角谷賢一朗先生にお会いして御挨拶させて頂きました。突然の申し出であったのにも関わらず、私が神戸大学に入局することを心よく受け入れて下さり、深謝しております。

神戸大学黒田良祐教授と角谷賢一朗先生に御挨拶

 こうして、2023年3月で北海道を離れ神戸に移住することになりました。2010年4月に北海道大学整形外科に入局していますので13年間、北海道大学理学部の学生時代も含めると計16年間、北海道に在住していたことになりました。大学の8年間も高知でしたので、関西での生活は北海道大学を休学して医学部入学に向けた勉強をしていた2001年以来、実に22年ぶりのことになります。地元とはいえ、なんだか不思議な気持ちでした。

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