【医学部再受験】人生に迷う【院長の人生ノート6】

通常、理学部では大半の学生が大学院に進むため、学生はほとんど就職活動を行いません。私も就職のことはほとんど意識せずに日々の生活を過ごしておりました。大学4年生になると各ゼミに所属してさらに実験を進める生活になります。一方、3回生の冬になると将来について大きな迷いが生じていました。試験管を振るなどの実験があまり性に合わず、このまま続けて大学院に進学しても、理学部で学んだことをベースとした仕事を一生やっていくイメージが湧かなかったのです。

友人と紋別の流氷に乗る(※現在は氷が薄いので乗ってはいけません)

 人生について迷っているうちに、実験室での仕事をするよりも人と関わる仕事の方が魅力的に思えてきました。単純だった私は、医師か弁護士なら人を相手にした上、社会でも感謝される仕事なのではないかと考えました。一方、理系で進んできたため、弁護士よりは医師の方がなりやすそうだと考え医師を目指すことにしました。

 大学4年になる前の3回生の2月に、思い切って父親に医学部受験を考えていることを言ってみました。実家の経済状態が良くない中でも大学に通わせてもらっており、さらに大学生活(医学部だとさらに6年!)を考えるというのは非常に気が引けたのですが、それでも「今までの大学3年を浪費したとしても、人生の中ではたったの3年。いくらでも取り返しは利くから納得できるまでやってみたら。ただ、1年限定でお願いします」と言ってもらえました。1年限定とは言え、家庭の経済状態がよくない中でも医学部受験のために勉強することを許可してもらえた両親には今でも感謝しています。


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