円板状半月板

症状

一般的な症状として、通常の半月板損傷と同様に、膝の痛みや可動域制限、引っかかり感やロッキング(突然膝がロックされたように動かなくなる)などが見られます。可動域制限では特に伸展制限(膝が伸び切らない)がメインとなります。

原因

円板状半月板は先天的な形態異常なので、通常の半月板損傷より若年の患者さん(10歳以下)も比較的多く見られます。

半月板は膝関節にある繊維軟骨で、膝にかかる荷重や衝撃を吸収する役割を果たしています。

脛骨関節面の辺縁を覆い、Cの形をしているのが一般的ですが、辺縁だけでなく脛骨関節面の中央部まで覆うことがあり、これを円板状半月板と呼ばれています。中央部分にも厚みがあるので負荷が直接かかり、半月板損傷を起こしやすくなります。

この疾患は痛みのない時期もあるため、来院されたときに偶然発見される場合があります。

また、円板状半月板は正常の半月板と比べると荷重に対して脆弱な部分があります。部活動などで運動量が増えたり、膝をひねったりする動作をきっかけに損傷すると半月板の中でゆがみが生じて痛みの原因となり、膝関節痛を訴えて来院される場合もあります。

診断

膝の痛みや腫れ、動きの制限などの症状を確認します。

また画像診断としては、膝の痛みで外来を受診した場合、まず最初に撮影するのはレントゲンです。しかし円板状半月板は骨以外の組織なので、直接レントゲンには写らず、多くの場合レントゲンは正常です。そのため、円板状半月板の確定診断にはMRIを要します。

治療

手術療法

円板状半月板で、半月板損傷が起こり、膝の痛みや引っ掛かりなどが生じている場合は手術を行います。手術は、半月板損傷の起こっている部分を、通常の半月板の形状に近づくように円板状の真ん中をくりぬくように切除します。

保存的療法・理学療法

半月板の辺縁部の損傷については、自然治癒も期待できるため、保存療法で膝に負担のかからない姿勢や動作の指導、膝周囲の大腿四頭筋の筋力トレーニングやハムストリングスのストレッチなどを行い、膝への負担を軽くするための運動療法を行います。