痛風

症状

暴飲暴食した翌朝、急に足の親指の付け根が腫れて痛くなることがあります。風が吹いただけでも痛いということで、この名称で呼ばれています。足関節、足の甲、アキレス腱の付け根、膝、手関節などにも起きます。 関節以外では耳介の痛風結節や尿路結石などです。生活習慣病(肥満や高血圧など)を合併することもあります。何度もこの発作を経験している人は、前兆を感じることがあります。

原因

血液中の尿酸が上昇し(高尿酸血症)、それが関節の中で結晶となり、これを白血球が処理しようとして炎症が起こります(痛風発作)。また高尿酸血症が続くと尿酸が腎臓にたまり腎障害を起こします。高尿酸血症は、腎臓からの尿酸の排出能力が弱かったり、暴飲暴食、肥満、激しい運動などが原因で生じます。また血液疾患や腎疾患等の他に、利尿剤などの薬物も原因となることがあります。

診断

痛みの性状や局所の腫れ、血液検査をみて診断します。血液中の血漿尿酸値が、約7.5㎎/㎗より高値になると血液に溶けにくくなり、結晶になりやすくなります。検査室や測定方法により異なりますが、正常値は男3.8~7.5㎎/㎗、女2.4~5.8㎎/㎗です。確定できない時は、 関節液内の尿酸結晶を調べることもあります。

治療

尿酸は絶えず体の中で作られます。野菜を主とした食生活に切り替え、尿酸が体内で作られにくくするか、薬を飲んで尿酸値をコントロールしなければなりません。また定期的な血液検査(尿酸値と腎機能検査を含む)が必要です。 発作時の治療には、消炎鎮痛薬を用います。局所麻酔薬入りのステロイドの関節注入も効果的です。前兆症状や発作の鎮静化にはコルヒチンも有効です。痛風発作が治まってから、尿酸値をコントロールする薬を長期間服用します。