注射・点滴療法
ニンニク注射
ニンニク注射とはビタミンB群などを配合した液体を、注射器を使って直接静脈に投与する健康増進のための医療です。
ニンニク注射の主成分のビタミンB1は、蓄積した疲労物質(乳酸)を燃焼させる効果があり、血行促進や新陳代謝を高めます。ビタミンB1は水に溶けやすいため、摂取が難しく体に吸収されにくいという弱点がありますが、ニンニク注射では静脈注射で直接体に入れるので即効性があり、疲労回復などの素早い効果が望めます。
料金 | 1回2,200円 |
所要時間 | 約1~5分程度 |
- 注射の針を刺した箇所が赤く、内出血を起こす場合があります。
- 針穴の傷跡自体は時間経過とともに消失します。
- ニンニク注射のビタミンB類は水溶性ですので摂取し過ぎたり、体内に蓄積することがありません。逆にいうとすぐに体外に排泄されやすいので定期的に十分補充しておく必要があります。
- 極稀にアレルギー反応、下痢、頭痛、湿疹、蕁麻疹の症状が出る場合がありますが、ほとんど時間経過とともに消失します。
ニンニク注射の効果
ニンニク注射がおすすめな人
- 疲れがたまっているが仕事を休めない
- 二日酔い、連日の飲み会で肝機能が低下している
- 風邪をひきやすく体調が戻りにくい
- ストレスや精神的な疲労を感じている
- ちゃんと寝ているのにだるさや疲れが取れない
- 夏バテで食欲もない
- 冷え性で体力がない
- 肌荒れが気になる
このような症状のある方はニンニク注射による改善効果が期待されますので、お気軽に相談ください。
プラセンタ注射
神経根ブロック注射
神経根ブロックとは背骨の神経の根元にある神経根に麻酔薬を注射し、痛みを和らげる注射です。
体の深い場所に打つため、レントゲンで体の内部を透かしながら注射を行います。
他の神経ブロックに比べて、痛みの元になっている神経近くに直接注射をするため、他の神経ブロックが効かない方にも効果が期待できます。
仙骨硬膜外ブロック注射
硬膜外腔に注射によって神経を麻酔する薬(局所麻酔薬)を注入すると、脊髄神経に麻酔がかかり、痛みの感覚を脳に伝達する神経の動きが遮断されます。
仙骨硬膜外ブロック注射は、腰から下の痛みに対して腰椎の脊髄神経に麻酔をかけるために、お尻の割れ目の少し上にある骨(仙骨)の下端から針を刺します。
トリガーポイント注射
トリガーポイント注射治療とは、肩こりや腰痛に対して局所麻酔薬や鎮痛消炎剤をピンポイントで注射することにより、筋肉をほぐし血行を改善させることにより、局所の痛みやコリを改善させます。
2~5ヶ所が対象で、皮膚から浅い部分(0.5~1cm)に連続して注射します。
注射・点滴療法の施術の流れ
当院のHPや電話、直接来院して予約ができます。
予約当日に来院します。点滴・注射療法は自費診療になりますが、保険証やお薬手帳を持参して頂けると、体調を把握するのに役立ちます。
初めての方は医師が診察を行います。
お悩みの内容や気になることはすべて医師にご相談ください。点滴・注射療法のメニュー内容についての説明やご提案をさせて頂きます。
診察当日にそのまま施術を希望の方は、診察後に料金の支払いをお願いします。
後日施術を希望の方は受付、お電話、WEBのいずれかでご予約ください。
ご予約の方はお時間にご来院ください。当日の体調などを確認させていただきます。
同意書にサインいただき、準備が整いましたら施術を行います。
点滴・注射の種類によっては定期的に接種した方が効果が続くので、次回の来院日についてご相談させていただきます。
神経ブロック注射で使う薬剤
硬膜外ブロックでは神経に由来する痛みをとるために、神経に麻酔をかける局所麻酔薬であるリドカインという液体の薬を使います。
局所麻酔薬に対するアレルギー反応として、発疹、むくみ、息切れ、血圧低下、動悸などを稀に生じることがあります。これまでに、局所麻酔薬を使った後(例えば歯科での抜歯のときなど)に気分不快や発疹、その他アレルギー反応を起こしたことがある方や薬物アレルギーのある方は、事前に担当医に知らせて下さるようお願いいたします。
また、強い痛みが急に生じている場合には、神経に強い炎症が急に起こっていると予測され、この炎症を鎮静化させる目的でデキサメタゾンというステロイドホルモン薬を局所麻酔といっしょに使うこともあります。
神経ブロック注射で使う機器
皮膚から深い部分を対象とする神経根ブロック注射は、レントゲン透視下で行います。画像で組織を確認しながら針を目的の場所にアプローチできますので、正確でスピーディな注射が可能になります。うつぶせの姿勢で治療を受けます。
ブロックの種類により使用する針の太さ、長さは異なります。当院では患者さんが痛みを感じにくいように、一般的な針よりもの細いものを使用しています。
頚椎神経根ブロックをエコーガイド下に行っています。
超音波画像を用いることで、リアルタイムで針の位置や神経の位置を確認しながら注射することができます。針先が神経に触れないようにして薬液を注入することができるので、痛みの少ない頚椎神経根ブロックが可能です。
ブロック注射を受けた後の注意
- 当日の激しい運動は避けてください。
- 当日は入浴はせずに、シャワー浴にしましょう。
- 注射後に異常な症状が現れた場合(例: 高熱、強い痛み、感染の兆候など)、直ちに医師に連絡してください。
神経ブロック注射のQ&A
神経ブロック注射は痛いですか?
痛みは、注射の種類によって異なります。
「ほとんど痛みを感じなかった」と言われる注射から、中~強度の痛みを伴う注射もございます。
当院では経験豊富な熟練した医師が、痛みをなるべく感じないように短時間で行うことを心がけています。
費用はいくらですか?
神経ブロック注射は保険診療で行える治療です。
初診の方は…
再診の方は…
保険診療には月の注射回数に制限があります。
注射の間隔はどのくらい?
神経根ブロックや仙骨硬膜外ブロックは、2週間に1回程度であれば保険適用となります。
しかし我慢できない痛みやしびれにより、短い間隔でのブロック注射をご希望の方は医師にご相談ください。
どんな副作用があるの?
局所麻酔剤を使用するので、注射後眠くなったり、血圧が下がったり、筋肉に力が入らなくなったり、声がかすれたりすることがありますが、いずれも一時的な症状で30~60分後にはもとに戻ります。
注射後は安静にして院内で経過を観察しますので、ご安心ください。
血液をサラサラにする薬(ワーファリンなど)を飲んでいるけど大丈夫?
基本的には問題ありませんが、念のため医師にお伝えください。
内服の痛み止めと何が違うの?
神経ブロックは、内服薬などと違い、患部に限局して発揮することができます。
患部に直接麻酔が入るため、内服の痛み止めとは全く違う作用を呈して、より効きやすいとされています。
また、神経ブロック注射は、内服薬特有の副作用がなく、正しくおこなえばとても安全です。そのため、何かしらの理由で内服が難しい人などは、神経ブロック注射を中心に治療することもあります。神経ブロック注射で痛みが軽減すれば内服の量も減りますので、とても良い相乗効果が期待できます。
院長からの一言
これまで○○件以上のブロック注射の経験があります。特に脊椎へのブロック注射は技術と知識が必要です、、、、