ジョーンズ骨折
原因
Jones骨折は、足の外側にある第5中足骨に起こる疲労骨折です。サッカー、バスケットボール、ラグビーなど、ダッシュや切り返し、ジャンプを繰り返す競技に多く見られます。
強い衝撃で折れる通常の骨折とは違い、日々のトレーニングで骨に小さな負担が積み重なることで骨がもろくなり、軽い捻挫や踏ん張り動作でも骨折してしまいます。扁平足やO脚などの骨格的な問題、不適切なシューズ、硬いグラウンド、栄養不足(月経不順やビタミン不足など)もリスクを高めます。

症状
- 足の外側に痛みや腫れが出る
- 初期には違和感や鈍い痛み程度のこともあり、完全に折れてから気づく場合もある
- 運動を続けると悪化し、再発しやすい
診断
診察やX線検査で骨折部位を確認します。骨が盛り上がって白く映る(骨が固くなった部分)などの所見も見られます。MRI検査は炎症の有無や疲労骨折の早期診断に有効です。
治療
保存療法
安静や固定で骨癒合を待ちます。ただし治癒に時間がかかり、再発リスクが残ります。
手術療法
骨の中にスクリュー(チタン製のねじ)を入れて補強します。これにより骨への負担が分散され、再発予防につながります。手術後は6週ほどでジョギング再開が可能で、2~3か月で試合復帰できることが多いです。
予防
- 外側に過度な荷重がかからないようフォームや体の使い方を改善する
- 足に合ったシューズを選び、硬いグラウンドでの過度な練習を避ける
- ビタミンやミネラルを含む栄養バランスを整える
- チーム全体で予防の啓発を行う
- ストレッチやトレーニング管理の徹底

ジョーンズ骨折は、スポーツ中や転倒などで受傷することが多い骨折です。血流が乏しい部位であるため治りにくく、再骨折や偽関節につながることもあります。
早期に正確な診断を受け、適切な固定や場合によっては手術を行うことが重要です。足の外側に強い痛みや腫れを感じたら、無理をせず整形外科にご相談ください。
▶参考:日本整形外科学会
▶監修:辻本武尊(枚方大橋つじもと整形外科クリニック院長 医学博士)
当クリニックでは、患者様の症状や治療に合わせた疾患別パンフレットをご用意しています。
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