骨粗しょう症で骨がもろくなる理由をわかりやすく解説

こんにちは!
枚方大橋つじもと整形外科クリニックです。

本日は「なぜ骨粗しょう症になると骨が弱くなるの?」という疑問を徹底解説します。

目次

骨は鉄筋コンクリートのような構造

「骨=カルシウム」というイメージをお持ちの方が多いと思います。
でも実際の骨は、カルシウムだけでできているわけではありません。

骨の材料には大きく分けて2つの成分があります。
1つはコラーゲンというたんぱく質を主体とした「有機成分」。これは骨にしなやかさや柔軟性を与えます。
もう1つはカルシウムとリンからできるハイドロキシアパタイトという物質を主体とした「無機成分」。こちらは骨に硬さや強さを与えます。

この2つが合わさることで、骨は「硬さ」と「しなやかさ」を同時に持つことができるのです。

イメージしやすい例えとして、骨は鉄筋コンクリートの建物によく似ています。
鉄筋にあたるのがコラーゲン(骨のしなやかさのもと)、コンクリートにあたるのがハイドロキシアパタイト(骨の硬さのもと)です。
鉄筋とコンクリートの両方があることで建物が丈夫になるのと同じように、骨も2つの成分がバランスよく存在することで健康に保たれているのです。

骨は生きている臓器

外から見ると分かりにくいのですが、骨は「一度できたら終わり」ではありません。実は骨も血液や皮膚と同じように、生きて活動している臓器です。

骨の中では、常に古い骨が壊され、新しい骨に作り替えられる「新陳代謝」が行われています。これを「骨代謝(または骨リモデリング)」といいます。

この仕組みは次のようになっています。
まず「破骨細胞(はこつさいぼう)」という細胞が、古くなった骨を削り取ります(これを「骨吸収」といいます)。その後、「骨芽細胞(こつがさいぼう)」という細胞がそこに集まって、新しい骨を作ります(これを「骨形成」といいます)。

この骨吸収と骨形成のバランスが取れている間は、骨の強さや量(骨密度)は保たれます。
しかし、骨を壊す力(骨吸収)が強くなりすぎると、骨を作る力(骨形成)が追いつかず、骨の中がスカスカになってしまい、もろく折れやすくなるのです。これが骨粗鬆症の状態です。

また、この骨代謝にはビタミンやホルモンも深く関わっています。たとえば、ビタミンDや副甲状腺ホルモンは血液中のカルシウムやリンを調整し、骨の健康を支えています。

骨粗鬆症健診を受けましょう!

骨粗鬆症は気づかないうちに進行してしまう病気です。症状が出ていなくても、骨粗鬆症は誰にでも起こりうる可能性がありますので、定期的に検査・検診して骨の状態を確認することは重要です。

また、骨粗鬆症だったとしても早めに治療を始めることができれば、骨折するリスクを下げることができます。末永く健康な状態を保つためにも、ぜひ検査・検診を受けてみてください。

当院では骨粗しょう症の検査を行っております。
ご希望の方は受付にてお申し出いただくか、お電話でもご予約いただけます。
検査は保険が適用され、自己負担は3割で約1,350円、1割で約450円程度です。
どうぞお気軽にご相談ください。


▶監修:辻本武尊(枚方大橋つじもと整形外科クリニック院長・医学博士)

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