腰部脊柱管狭窄症の切らない治療法「ラクツカテーテル」朝日新聞に掲載の記事を紹介

2026年7月、朝日新聞の医療連載「患者を生きる」で、腰部脊柱管狭窄症に対するカテーテル治療(硬膜外腔癒着剥離術:ラクツカテーテル)が紹介されました。

記事では、腰の痛みが悪化し、前かがみでしか歩けないほど症状が進行した患者さんが、手術を予定していたものの、その前にラクツカテーテルを受けたことで痛みが大きく改善し、手術を回避できた事例が紹介されています。

今回は、その記事で紹介された患者さんの体験をご紹介します。

目次

腰が90度近く曲がるほどの痛み

東京都にお住まいの70代の女性は、2021年頃から腰の痛みを感じ始めました。

最初は我慢できる程度でしたが、徐々に症状が悪化し、立ち上がることもつらくなり、歩くときは常に前かがみの姿勢になってしまいました。

犬の散歩や庭いじり、友人との食事など、それまで楽しんでいた日常生活も難しくなり、買い物にも行けなくなってしまったそうです。

近くの医療機関で腰部脊柱管狭窄症と診断され、薬やコルセットによる治療を受けましたが、症状は改善しませんでした。

手術を勧められたものの…

専門医を受診すると、全身麻酔による手術が提案されました。しかし、ご本人もご家族も、「手術はできれば避けたい」という気持ちが強く、不安を抱えていたといいます。

そこで医師から提案されたのが、ラクツカテーテル(硬膜外腔癒着剥離術)でした。

医師からは、

  • 神経の圧迫そのものを取り除く治療ではないこと
  • 効果には個人差があること
  • それでも痛みが和らぐ可能性があること

について十分な説明を受け、治療を受けることになりました。

治療は約10分

治療は約10分で終了しました。

その後しばらく安静にしたあと立ち上がると、それまで続いていた腰の痛みが大きく軽減していました。迎えに来た娘さんは、腰を曲げずに座っているお母様の姿を見て驚いたそうです。

2週間後の診察では痛みはほぼなくなり、予定していた手術も中止となりました。

その後の生活

新聞記事では、その後約2年半が経過した時点でも、大きな症状の悪化はなく、自転車で買い物へ行ったり、友人とランチへ出かけたりと、日常生活を楽しめている様子が紹介されています。

一方で、医師は「この治療はすべての患者さんに同じ効果があるわけではなく、効果には個人差がある」と説明しています。実際に、治療後に手術が必要になる方もいることが紹介されています。

当院でもラクツカテーテルを行っています

当院でも、腰部脊柱管狭窄症や坐骨神経痛などに対してラクツカテーテル(硬膜外腔癒着剥離術)を行っています。

「薬やブロック注射では改善しない」
「できれば手術は避けたい」
「手術後も痛みやしびれが残っている」

そのようなお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

当院でのラクツカテーテル治療の様子を公開しています

朝日新聞の記事をご覧になりたい方へ

今回ご紹介した内容は、2026年7月の朝日新聞「患者を生きる」の連載記事をもとに、患者さん向けに要約したものです。

記事の紙面は当院院内でもご覧いただけます。ご興味のある方は、お気軽にスタッフまでお声かけください。

院長紹介DOCTOR

枚方大橋つじもと整形外科クリニック
院長 辻本 武尊

私はこれまで約18年間にわたり大学病院や地域の中核病院で整形外科診療に従事し、脊椎疾患を専門としながら、関節疾患やスポーツ障害、骨粗しょう症など幅広い診療を行ってまいりました。脊椎疾患では1,000件以上の執刀、2,000件以上の手術に携わった経験があります。

当院では、専門分野である脊椎疾患はもちろん、整形外科全般の診療に対応しています。患者さま一人ひとりの症状や生活背景に合わせ、治療から予防、リハビリテーションまで総合的な医療を提供いたします。お身体のことでお困りの際は、お気軽にご相談ください。

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