予防接種
インフルエンザ予防接種
当院ではインフルエンザの予防接種を行っております。インフルエンザは毎年12月~3月にかけて流行します。インフルエンザワクチンは、接種後2週間くらいで効果が出始め、5ヶ月ほど継続しますので、12月のはじめまでに受けるのが良いとされています。
企業様・団体様向けの出張インフルエンザワクチン予防接種を行っています。
詳細はこちらをご確認ください。
予約方法
予約は9月16日から、接種は10月1日から開始します。
- 直接来院またはWebから予約ができます。
- かかりつけの方で受診日に合わせて接種したい方は、直接ご相談ください。
費用
| 生後半年~2歳 | 2500円 |
| 3歳~12歳 | 3000円 |
| 13歳~64歳 | 3500円 |
| 65歳以上(枚方市に住所のある方) | 1500円 |
※上記金額は1回分の接種費用になります。
12歳以下の方は2回接種が必要です。
※満65歳以上の方で枚方市にお住いの方は1500円で接種ができます。枚方市民であることがわかる身分証明書(健康保険証や運転免許証など)をご持参ください。
※生活保護や市民税非課税世帯の方は、事前申請により無料券の交付があります。
詳しくはこちらをご確認ください。
接種時の注意
以下の方は予防接種が受けられませんので、ご了承ください。
- 体調不良の自覚がある方
- 摂取日の体温が37.5度以上ある方
- 過去にインフルエンザの予防接種を受けてアレルギー反応を起こしたことがある方
来院時の注意
- 上腕に針を刺すので、当日は腕がまくりやすい服装でお越しください。
- 未成年の方の場合は保護者の方と同伴でご来院ください。
- 13歳未満の方は、1回目の接種から2~4週間間隔をおいて、2回目の接種を受けてください。
よくあるご質問
毎年予防接種は必要ですか?
インフルエンザウイルスは毎年少しずつ形を変えていきます。
そのため、そのシーズンに流行が予測される型をもとにワクチンが製造され、毎年の接種が推奨されています。
いつ頃受けるのが良いですか?
インフルエンザは例年12月頃から流行が始まり、特に1月から3月にかけて流行のピークを迎えるといわれています。
ワクチンの効果はおよそ5か月間持続するとされているため、接種は遅くとも12月上旬までに済ませておくことをお勧めします。
また、接種してから実際に十分な抗体ができるまでには約2週間かかります。
予防接種はどんな効果がありますか?
予防接種を受けることで、インフルエンザにかかるリスクを下げることができます。ただし、接種したからといって必ず発症を防げるわけではない点にはご注意ください。
インフルエンザにかかった場合、多くは1週間ほどで回復しますが、重症化すると肺炎や脳症などの合併症を引き起こし、入院が必要になることもあります。インフルエンザワクチンの最大の効果は、このような重症化を防ぐ点にあるとされています。
さらに詳しい情報については、厚生労働省のホームページにも掲載されていますので、あわせてご参照ください。
▶令和6年度インフルエンザQ&A|厚生労働省
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は、水ぼうそうの原因となるウイルス(帯状疱疹ウイルス:水痘・帯状疱疹ウイルス)が、体の神経に潜伏していたものが再び活動して起こる病気です。
体の左右どちらかに、ピリピリとした痛みや赤い発疹・水ぶくれが帯状にあらわれます。特に50歳以上で多く発症し、強い痛みや神経痛が長引くことがあります。
対象者
帯状疱疹ワクチンは令和7年4月1日より定期接種の対象となりました。
令和7年度の接種対象者は、接種時点で枚方市に住民票がある方、次の(1)~(3)のいずれかに該当する方です。詳細はこちらをご確認ください。
(1)年度内に65歳になる人
| 65歳 | 昭和35年4月2日生まれ~昭和36年4月1日生まれの人 |
(2)年度内に下表のいずれかの年齢になる人(※5年間の経過措置)
| 70歳 | 昭和30年4月2日生まれ~昭和31年4月1日生まれの人 |
| 75歳 | 昭和25年4月2日生まれ~昭和26年4月1日生まれの人 |
| 80歳 | 昭和20年4月2日生まれ~昭和21年4月1日生まれの人 |
| 85歳 | 昭和15年4月2日生まれ~昭和16年4月1日生まれの人 |
| 90歳 | 昭和10年4月2日生まれ~昭和11年4月1日生まれの人 |
| 95歳 | 昭和5年4月2日生まれ~昭和6年4月1日生まれの人 |
| 100歳 | 大正14年4月2日生まれ~大正15年4月1日生まれの人 |
| 101歳以上 | 大正14年4月1日以前生まれの人(令和7年度のみ対象) |
(3)満60歳以上65歳未満でヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害があり身体障害者内部障害1級と認定されている人または主治医により同程度以上の障害であることの意見書(本市様式による)の交付を受けた人
予約方法
接種は10月15日から開始します。
- 直接来院またはWebから予約ができます。
- かかりつけの方で受診日に合わせて接種したい方は、直接ご相談ください。
費用(公費負担の対象の方)
| 生ワクチン(ビケン) | 4,400円 |
| 組換えワクチン(シングリックス)※2回 | 11,000円(1回につき) |
費用(公費負担の対象でない方)
| 生ワクチン(ビケン) | 8,700円 |
| 組換えワクチン(シングリックス)※2回 | 21,000円(1回につき) |
※組換えワクチンをご希望の方は2か月以上の間隔を置いて2回接種が必要です
ワクチンの効果
| ワクチンの種類 | 生ワクチン | 組換えワクチン |
|---|---|---|
| 接種後1年時点 | 6割程度の予防効果 | 9割以上の予防効果 |
| 接種後5年時点 | 4割程度の予防効果 | 9割程度の予防効果 |
| 接種後10年時点 | ー | 7割程度の予防効果 |
※合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。
接種時の注意
以下の方は予防接種が受けられませんので、ご了承ください。
- 体調不良の自覚がある方
- 摂取日の体温が37.5度以上ある方
来院時の注意
- 上腕に針を刺すので、当日は腕がまくりやすい服装でお越しください。
- 帯状疱疹ワクチンは予約が必要ですので、事前にお電話かWebでご予約ください。
よくあるご質問
副反応はどのようなものがありますか?
帯状疱疹ワクチンの接種後には、以下のような一時的な症状が出ることがあります。
- 接種部位の痛み・腫れ・赤み
- 発熱(37〜38℃程度)
- 倦怠感(体がだるい感じ)
- 頭痛・筋肉痛
これらの症状は数日以内に自然に治まることがほとんどです。
帯状疱疹にかかったことがありますが、予防接種は受けた方がいいですか?
はい、接種をおすすめします。
帯状疱疹は一度かかった方でも、再び発症する可能性があります。
特に50歳以上では再発のリスクが高まるといわれており、ワクチンを接種することで 再発を防ぎ、症状を軽くしたり、後遺症(帯状疱疹後神経痛)の予防 に役立ちます。
発症からあまり時間が経っていない場合は、接種のタイミングを医師と相談して決める必要があります。気になる方はお気軽にご相談ください。
帯状疱疹後神経痛とは何ですか?
帯状疱疹後神経痛とは、帯状疱疹が治ったあとも神経に強い痛みが残ってしまう状態のことです。
帯状疱疹のウイルスは神経に炎症を起こすため、発疹が治っても神経が傷ついたままになることがあります。その結果、
- 皮膚に触れるだけで痛む
- ピリピリ、ズキズキとした痛みが続く
- 夜眠れないほど痛みが強い
といった症状が、数か月から数年にわたって残ること があります。
特に50歳以上で発症した方や、発疹や痛みが強かった方に起こりやすいとされています。
この「帯状疱疹後神経痛」を予防するためにも、帯状疱疹ワクチンの接種が推奨されています。
帯状疱疹はうつるの?
帯状疱疹は体内に潜伏しているウイルスが原因で発症するため、他の人から帯状疱疹として映ることはありません。
ただし、まだ水ぼうそうになったことがない人は、ウイルスの感染で水疱瘡を発症することがあります。水疱瘡の入院患者のうち、約3割は帯状疱疹が感染源だったと報告されています。
帯状疱疹になったらどんな治療を受けるの?
抗ウイルス薬などによる治療を行います。発症早期に治療を開始するほど、効果が期待できますので症状を自覚したら早めに受診しましょう。
