疲労骨折

疲労骨折とは1回の大きな力による通常の骨折とは異なり、骨の同じ部位に繰り返し加わる小さな力によって、骨にひびが入ったり、ひびが進んで完全な骨折に至った状態を言います。
スポーツ選手では短期的に集中的なトレーニングを行ったときに起こることが多いです。

原因

選手自身の技術、体力の問題

  • 筋力の不足
  • アンバランスな筋力
  • 未熟な技術・フォーム
  • 体の柔軟性不足など

練習・環境の問題

  • オーバートレーニング(練習の急激な量の増加や質の変化)
  • 選手の体力、技術に合わない練習
  • 不適切な靴
  • 硬すぎたり、柔らかすぎる練習場など

症状

  • 足の外側に痛みや腫れが出る
  • 初期には違和感や鈍い痛み程度のこともあり、完全に折れてから気づく場合もある
  • 運動を続けると悪化し、再発しやすい

診断

明らかな外傷がなく、慢性的な痛みが骨直上に限局するとき疲労骨折を疑います。
まずX線写真を撮り、骨折の有無を確認しますが、分からない場合も多く、その時は経過を見て数週間後に再度X線写真を撮るか、MRI検査やCT、骨シンチグラフィーなどの検査をします。多くの場合、局所を安静にすることで治りますが、時に手術が必要な場合があります。

再発予防

発生要因を検討し、普段から過度のトレーニング、単調で画一的なトレーニングを避け、コンディションを整えておくことが大切です。

▶参考:日本整形外科学会
▶監修:辻本武尊(枚方大橋つじもと整形外科クリニック院長・医学博士)


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