肩の病気

肩関節について

肩関節の動きは肩甲骨と上腕骨の両方の動きによって作られています。

肩甲骨とは、背中の上部に位置する三角形の平坦な骨です。肩甲骨は、上腕骨と共に肩関節を形成し、上腕骨の運動を可能にする役割を果たしています。

肩甲骨の外側の骨の突起部分を肩峰(けんぽう)といい、鎖骨と繋がって肩鎖関節を構成しています。肩鎖関節は肩の位置を保つとともに、上肢を胴体につなぎとめるという役割を持っています

骨上方部分と鎖骨近位端で構成されている胸鎖関節は、鎖骨運動の中心としての役割があります。胸鎖関節と肩鎖関節は、肩甲骨を適切に動かすために連動して働きます。

また、上腕骨と肩甲骨関節窩によって肩甲上腕関節を構成しています。一般的に「肩」と言われるのは、この関節のことです。肩甲上腕関節は、上腕骨頭の球状の凸部が、肩甲骨関節窩の凹部にはまって自由に動ける球関節です。

肩関節は同じ球関節である股関節と比べると凹凸が浅いため、より可動域が大きく、多方向への動きが可能です。しかし凹凸が浅いため安定性は低く、脱臼などの怪我をしやすいという特徴もあります。

また、肩甲骨は約20種類もの筋肉の付着点となっており、腕や肩の動作を支えるための重要な組織です。肩甲骨周りの筋肉は、その深さによって表層筋と深層筋に分けられます。

これらの多くの筋肉により、肩関節は安定し自由な動きを可能にします。

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