骨粗しょう症の治療薬「ボンビバ注射」とは?効果・副作用・特徴をわかりやすく解説

骨を強くするためのお薬 ― ボンビバとは
「ボンビバ注射」(一般名:イバンドロン酸ナトリウム)は、骨を壊す細胞(破骨細胞)の働きを抑えることで、骨を強くするお薬です。
骨粗しょう症の方に使われ、骨折しにくい強い骨をつくることを目的としています。

ボンビバはビスホスホネートという種類の薬で、月に1回の注射で効果を発揮します。飲み薬を毎日または毎週飲むのが難しい方にも続けやすい治療です。
治療の流れ
当院では、月に1回、看護師が腕の血管に静脈注射でボンビバを投与します。
注射は数分で終わり、特別な準備は必要ありません。
投与の前には、
- 血液検査で腎臓の働きやカルシウムの値を確認(毎月ではありません)
- 必要に応じて、ビタミンDやカルシウムの補充
を行い、安全に治療を進めます。

ボンビバ注射のメリット
- 月1回の注射でOK:毎日の飲み忘れの心配がありません。
- 骨密度を高め、骨折を防ぐ効果が報告されています。
- 通院時に医師が管理するため、安心して続けられます。

「通院のたびに注射を受けるだけ」で治療が完結するため、忙しい方や内服が苦手な方にもおすすめの治療法です。
注意していただきたいこと
- カルシウムやビタミンDをしっかり摂ることが大切です。
- 腎臓の病気がある方や低カルシウム血症の方は、医師の判断が必要です。
- 歯の治療(特に抜歯)を予定している方は、あらかじめ歯科医師と相談してください。まれに「顎の骨の炎症」が起こることがあります。
- 注射後に「発熱・筋肉痛・だるさ」などの症状が出ることがありますが、多くは一時的なものです。
他の骨粗しょう症治療薬との違い
骨粗しょう症の薬には、飲み薬・皮下注射・点滴などさまざまな種類があります。
ボンビバは「月1回の静脈注射」で、効果と通院負担のバランスがとれた治療です。
- 毎日の薬が続けにくい方
- 飲み薬で胃の不調が出た方
- 定期的に病院でフォローを受けたい方
には特に向いています。
まとめ
ボンビバ注射は、骨を守り、骨折を防ぐための大切なお薬です。
継続して治療を行うことで、骨密度の改善や将来の骨折リスクを減らすことが期待できます。
骨粗しょう症の治療は「長く続けること」が何より大切です。
当院では、患者さん一人ひとりの生活スタイルや体調に合わせて、最適な治療方法をご提案しています。
骨粗しょう症治療の専門家として
当院の医師は、日本骨粗鬆症学会の認定資格を有しており、専門的な機器であるDXA(デキサ)骨密度測定装置を用いて、正確な診断のもと骨粗しょう症の治療を行っています。

治療薬を処方して終わりではなく、看護師や理学療法士など多職種によるチーム体制で、運動・食事・生活習慣のサポートまで丁寧にフォローいたします。
「将来の骨折を防ぎたい」「自分の骨の状態を詳しく知りたい」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
▶監修:辻本武尊(枚方大橋つじもと整形外科クリニック院長・医学博士)

