【続発性骨粗しょう症】骨粗しょう症になりやすい人

続発性骨粗鬆症とは、年齢や閉経だけでなく、病気や薬、生活習慣などが原因で骨が弱くなる状態のことをいいます。
「骨粗鬆症=加齢」と思われがちですが、実は別の原因が関係している場合も少なくありません。

例えば、甲状腺の病気、糖尿病、腎臓の病気、関節リウマチなどの持病があると、骨が弱くなりやすくなることがあります。
また、ステロイドなどの薬を長く使用している場合も、骨密度が低下する原因になることがあります。

そのほかにも、
・食事量が少ない
・カルシウムやビタミンDが不足している
・運動不足
・体重が軽すぎる
といった生活習慣も、骨を弱くする要因になります。

続発性骨粗鬆症一覧

内分泌性副甲状腺機能亢進症、クッシング症候群、甲状腺機能亢進症、性腺機能不全など
栄養性胃切除後、神経性食欲不振症、吸収不良症候群、ビタミンC欠乏症、ビタミンAまたはD過剰
薬物ステロイド薬、抗痙攣薬、ワルファリン、性ホルモン低下療法治療薬、SSRI、メトトレキサート、ヘパリンなど
不動性全身性(臥床安静、対麻痺、廃用症候群、宇宙旅行)、局所性(骨折後など)
先天性骨形成不全症、マルファン症候群
その他糖尿病、関節リウマチ、アルコール多飲(依存症)、慢性腎臓病(CKD)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など

続発性骨粗鬆症の特徴は、「原因が別にある」という点です。
そのため、骨の治療だけでなく、原因となっている病気やお薬、生活習慣を見直すことがとても大切です。

比較的若いのに骨密度が低いと言われた方や、骨折を繰り返している方、持病がある方、長期間お薬を内服している方は、続発性骨粗鬆症の可能性も考えられます。

治療では、骨粗鬆症の薬による治療に加えて、原因となる病気の治療や生活習慣の改善を一緒に行っていきます。
原因に合わせて対策をすることで、骨折のリスクを下げることが期待できます。

骨粗鬆症は自覚症状が少ないため、「知らないうちに進行している」こともあります。
骨密度の低下を指摘された方や、持病がある方、長くお薬を使用している方は、早めに検査や相談を受けることが、将来の骨折予防につながります。


監修:辻本武尊(枚方大橋つじもと整形外科クリニック院長・医学博士)

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