変形性膝関節症とはどんな病気?


変形性膝関節症とは、膝の関節のクッション役である「軟骨」がすり減ることで、膝に痛みや動かしにくさが出る病気です。
特に 中高年以降の方に多く、日本では膝の痛みの原因として最も代表的な疾患のひとつです。
初期のうちは
- 立ち上がるときに痛む
- 歩き始めだけ違和感がある
といった軽い症状が多く、「年のせいかな」と見過ごされやすいのが特徴です。
目次
なぜ膝が変形するのか?(加齢・体重・O脚・使いすぎ)
変形性膝関節症は、一つの原因だけで起こる病気ではありません。
以下の要因が重なって、少しずつ進行していきます。
● 加齢
軟骨は年齢とともに弾力性が低下し、すり減りやすくなります。
誰にでも起こりうる自然な変化ですが、進み方には個人差があります。
● 体重(膝への負担)
歩行時、膝には体重の約3~5倍の負荷がかかるといわれています。
体重が増えるほど、膝への負担も大きくなります。
● O脚・X脚などの脚の形
O脚の方では、膝の内側に負担が集中しやすく、内側の軟骨がすり減りやすくなります。
● 使いすぎ・過去のケガ
長年の立ち仕事、重労働、スポーツ歴、半月板や靱帯のケガなども
膝関節へのダメージの蓄積につながります。

軟骨がすり減ると何が起こる?
軟骨は、骨と骨が直接ぶつからないようにするクッションの役割をしています。
この軟骨がすり減ると、次のような変化が起こります。
- 関節の動きがスムーズでなくなる
- 動かしたときに痛みが出やすくなる
- 関節に炎症が起き、水がたまりやすくなる
- 骨の縁にトゲ(骨棘)ができ、変形が進む
結果として、
「痛い → 動かさない → 筋力低下 → さらに痛い」
という悪循環に陥りやすくなります。
変形性膝関節症は自然に治る?
結論から言うと、
すり減った軟骨そのものが自然に元通りになることは、基本的にありません。
ただし、
- 痛みを軽くする
- 進行をゆっくりにする
- 日常生活を楽にする
ことは、適切な治療とケアで十分に可能です。
実際には、
- 薬物療法
- 注射
- リハビリ・運動療法
- 生活習慣の見直し
などを組み合わせることで、手術をせずに長く付き合えている方も多くいらっしゃいます。
早めの相談が大切です
膝の痛みは、
「我慢すれば治る」「もう少し様子を見よう」
と放置されがちですが、早い段階で対処するほど選択肢は広がります。
軽い違和感の段階でも、気になる症状があればお気軽にご相談ください。
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