【結婚&脊椎外科医への道】人生の分岐点【院長の人生ノート28】

2回目の大学研修では多くの後輩がいたため、彼らとの交流もいい思い出の一つです。私が整形外科1年目の時は先輩に毎日食事に連れて行ってもらっていたため、逆の立場になった今回は私が毎日彼らを食事に連れて行きました。全額私が支払っていましたので、決して少ない金額ではありませんでしたが、その後彼ら9人中5人が私と同じ脊椎外科医になったことからも、少なからず影響を与えたのではないでしょうか。
この期間にはもう一つ、人生の節目といえる出来事がありました。それは現在の妻と出会ったことです。妻は当時、救急科の看護師として働いていました。整形外科医は外傷の患者さんを診療するため、頻繁に救急科に行くことがありましたので、それをきっかけに知り合い交際がはじまりました。そのまま意気投合し、約1年後には結婚することになりました。
2回目の大学研修後には、整形外科医としての進路の大きな転換点があります。北大整形では医師6年目(整形外科4年目)で脊椎・上肢・下肢などの自分のサブスペシャリティを選択し、その後はサブスペシャリティを持った整形外科医としての研鑽が始まります。さらに、サブスペシャリティを選択したうえで、大学院に進学し研究の道に入るか、一般病院での臨床を中心とした医師人生を歩むかが決まります。サブスペシャリティの選択、大学院に進むか否か、いずれもその後の医師人生を大きく左右する決断が迫られます。
2回目の大学研修も秋になりましたが、私はまだ自分の整形外科医としての進路を決めていませんでした。具体的には下肢か脊椎で迷っていました。最終的に脊椎に進むことに決めましたが、決め手は先輩から誘われたことでした。時に、1年目の時にしょっちゅう食事に連れて行って下さった平塚先生という先輩が脊椎班の病棟係をしており、平塚先生が脊椎に誘ってくれたことで、「誘われるうちが花だな」と感じ、思い切って脊椎に進むことに決めました。

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