変形性膝関節症の初期症状とセルフチェック

― 膝の違和感、見逃していませんか?
「最近、膝がなんとなく痛い」
「動き始めだけ違和感がある」
こうした症状は、変形性膝関節症の初期サインかもしれません。
初期のうちは症状が軽く、放置されやすいのがこの病気の特徴です。
目次
変形性膝関節症の初期症状とは?
初期の変形性膝関節症では、常に強い痛みがあるわけではありません。
次のような症状が代表的です。
● 動き始めの痛み・違和感
- 朝起きて歩き始めたとき
- 椅子から立ち上がる瞬間
→ 数歩歩くと楽になるのが特徴です。

● 階段の上り下りで痛む
特に階段を下りるときに、膝の前や内側が痛むことがあります。

● 長く歩くと膝が重だるい
買い物や散歩の途中で、
- 膝が重い
- 休みたくなる
と感じることはありませんか?

● 正座・しゃがみ動作がつらい
- 正座がしづらい
- しゃがむと膝がこわばる
といった症状も初期からみられることがあります。

「腫れ」や「水」はなくても注意が必要
「腫れていないから大丈夫」
「水がたまっていないから問題ない」
と思われがちですが、初期では腫れや水が出ないことも多いです。
違和感や軽い痛みこそが、最初のサインであることが少なくありません。
変形性膝関節症セルフチェック
以下の項目に当てはまるものがあるか、チェックしてみてください。
□ 膝のセルフチェックリスト
- □ 立ち上がるときに膝が痛む・こわばる
- □ 歩き始めに膝の違和感がある
- □ 階段の上り下りがつらい
- □ 長く歩くと膝が重だるくなる
- □ 正座やしゃがみ動作がしにくい
- □ 膝の内側が痛むことが多い
- □ 最近、膝をかばって歩いている気がする
2~3項目以上当てはまる場合、
変形性膝関節症の初期の可能性があります。
初期に気づくことが大切な理由
変形性膝関節症は、早めに対処するほど進行を抑えやすい病気です。
初期の段階であれば、
- 膝周りの筋力トレーニング
- ストレッチ
- 生活動作の見直し
- 必要に応じた薬や注射
など、手術以外の治療で症状が落ち着くケースが多くあります。
こんな場合は一度ご相談ください
- 痛みが数週間以上続いている
- 以前より歩く距離が短くなった
- 膝をかばう歩き方になっている
「まだ我慢できるから」と放置せず、
早めに整形外科で相談することが、膝を長持ちさせる第一歩です。
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